九州大学生体防御医学研究所 附属遺伝情報実験センター  
  Research Center for Genetic Information, Medical Institute of Bioregulation, Kyushu University   
 
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  センター長のご挨拶
 当センターは遺伝子組換え実験(当時は組換えDNA実験と呼ばれておりました)の揺籃期に全国では3つめの遺伝子組換え実験施設として、昭和56年4月に設立されました。当初は医学部附属施設でしたが、昭和60年には全学所属の実験施設になり、平成13年からは生体防御医学研究所の改組により附属遺伝情報実験センターとなり現在に至っています。活動は本来の遺伝子組換えに関わる技術支援から大きく展開しており、研究所本来の研究とともに、H22年度から生体防御医学研究所が全国共同利用・共同研究拠点として活動を開始したこともあり、全国の研究者へのゲノム関連技術支援を行っております。また設立当初から遺伝子組換え実験の安全性の確保と推進のため、学内での申請書の審査や、教育訓練などに従事しており、学部、大学院教育にも関わっております。
 昨今超並列型シークエンシングをはじめとして、ゲノム関連の解析法はめざましい勢いで進展しております。当センターはこのような状況を踏え、次世代シークエンサーとしてGS FLXおよびGAIIXや、タイピング装置としてiScan等を設置して新たなゲノム研究を展開するとともに、研究者の方々への技術支援を行っております。今後ますます盛んになることが予想されるゲノム解析関連研究のフロントおよびバックアップのセンターとして、ゲノム研究の展開とともに、技術および情報の提供を積極的に進めていく所存です。どうか、皆様方のご支援、ご指導の程よろしくお願い致します。
                                                                       平成23年12月20日    服巻 保幸
歴 史
昭和56年4月 医学部附属遺伝情報実験施設として設立
昭和57年4月 2階建実験棟竣工
昭和60年4月 全学共同利用の遺伝情報実験施設へ
九州大学大学院医学系研究科分子生命科学系専攻の協力講座として遺伝情報制御学講座を担当
平成3年4月 ゲノム解析分野新設、遺伝情報制御学講座は病因遺伝子分野に名称変更
平成6年10月 増築部竣工(総面積は635.5m2から1,491m2へ)
平成13年4月 九州大学生体防御医学研究所附属遺伝情報実験センターとなり、ゲノム解析分野はゲノム構造学分野へ、病因遺伝子分野はゲノム機能学分野へと名称変更
平成15年4月 大学院システム生命科学府に参画

組 織
ゲノム構造学分野 (准教授: 山本 健、助教:田平 知子)
ゲノム機能学分野 (教授:服巻 保幸、准教授:柴田 弘紀、助教:岩城 明子)

主要設備
動物(マウス)飼育・実験室、次世代シークエンサーGS FLX、GAIIx 各1台、キャピラリDNAシークエンサー8台、パイロシークエンサー1台、DNA多型自動解析機1台、DNA増幅器多数、リアルタイムPCR器1台、プレートリーダ2台、分光光度計2台、超遠心機2台、液体シンチレーションカウンタ1台、蛍光イメージアナライザ1台、フルオロイメージャ1台、実験ロボット1台、サーバー・ワークステーションなど。

主要解析支援
1) 次世代シークエンサーによるDNAシークエンシング解析

 本学では次世代シークエンサーの効率的な使用を図るため、当該機器を保有する4部局が協力してゲノム解析コンソーシアムを組織しています。生体防御医学研究所もその運営に参画しており、遺伝情報実験センターにはRoche社GS FLXおよび Illumina社GAIIxの2機種を装備しています。前者はDe novo シークエンシング等に、後者はリシークエンシングやChIP-seq等に適しており、用途に応じた対応が可能です。




2) サンガー法シークエンサーによるDNAシークエンシングならびにフラグメント解析

 Applied Biosystems Model 3100、3730シークエンサーによるシークエンシングならびにマイクロサテライトマーカーDNAフラグメント解析。

 ABI PRISM® 3730 Genetic Analyzer は96本キャピラリ電気泳動システムです。シーケンシング解析やフラグメント解析が行なえ、キャピラリ長を使い分けることによって、さまざまなアプリケーションに対応します。



3) BeadStationによるSNPタイピング解析

 主として大規模(50-100万)全ゲノムSNPタイピング、ならびに中規模(1,500-3,000)SNPタイピング、網羅的DNAメチレーション解析を支援します。全ゲノムSNPタイピングについては、これまでに約4,000チップの使用実績があります。
 Illumina社iScanシステムでは、Beadアレイによる安定的で再現性の高いSNP遺伝子型タイピングが実施可能です。12-,チップを用いることにより約400検体/週のスループットを実現します。


4) GeneChipマイクロアレイによる発現プロファイリング解析
 Affymetrix社製GeneChip プローブアレイを用いたSNPチップならびに遺伝子発現チップ解析を行います。主として大規模(50-100万)全ゲノムSNPタイピング、ChIP-on-Chip解析、網羅的遺伝子発現解析を支援します。全ゲノムSNPチップについては、これまでに約3,000チップの使用実績があります。
 GeneChip Hybridization Oven 640 3台、GeneChip Fluidics Station 450(自動洗浄・染色装置)5台、
 GeneChip Scanner 3000 7G 3台、を備え、ハイスループットのタイピングを実現します。


5) ABI7900HTを用いたTaqMan法によるSNP解析ならびに定量PCR解析

 TaqManプローブによるSNP解析ならびに定量PCRを支援します。20,000 SNPタイピング/日のハイスループットで個別SNPタイピングを実施します。
 全ゲノム相関解析後の個別タイピングや、候補遺伝子多型のタイピングに有用です。TaqMan法による再現性の高い遺伝子型を得ることができます。384ウエルプレートを用いており、少数SNP大規模検体の解析に威力を発揮します。


       
 
   
   
   
   
   
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